アクセサリーを長い間使い続けていくと、黒ずみやくすみなどで、かつての輝きが失われてしまうことも少なくありません。
それらの主な原因としては、汗や皮脂、化粧品やスタイリング剤などが挙げられますし、空気中にわずかに含まれる硫黄分によって、黒ずみが引き起こされるケースもあるでしょう。
アクセサリーの美しさを長く保つためには、普段のお手入れが欠かせません。
今回は、アクセサリーのお手入れ方法をまとめました。
アクセサリーのお手入れ方法について
アクセサリーには、実に様々な素材が使われていますので、素材に合わせたお手入れ方法を知っておくことが大切です。
ここでは、素材ごとに、お家でもできる基本的なお手入れ方法を紹介していきます。
シルバー
最も簡単でお手軽なお手入れ方法としては、専用クロスを使う方法が挙げられます。
研磨剤が含まれているため、きれいに磨き上げることが可能ですが、注意も必要です。磨きすぎてきれいな部分まで削ってしまわないよう、拭きすぎには注意しましょう。
その他には、重曹を使った方法があります。その場合は、次のような手順で進めます。
①アルミホイルを容器の中に敷く。
②重曹と熱湯を注ぐ。(重曹大さじ1に対し、大さじ3くらい割合)
③シルバーを漬けて、5分程度放置する。
重曹と熱湯、アルミホイルを組み合わせることで、還元反応と言われる化学反応が起こるので、それを利用してシルバーをきれいにする方法となります。
その後は、水できれいに洗い流します。乾いた布で拭き取った後は、しっかり乾燥させましょう。
ゴールド
ゴールドは、他の素材よりも比較的メンテナンスしやすいと言われていますが、それでもやはり使い続けていると、黒ずみなどが出てきます。
なお、メンテナンス性の良し悪しは、ゴールドの含有率によっても異なりますが、黒ずみが気になってきたら、まずは中性洗剤を使ってお手入れしてみましょう。
中性洗剤をぬるま湯で溶かし、その中にアクセサリーを入れます。5分程度漬けておくと、次第に汚れが浮いてきます。
次に、再びぬるま湯ですすぎながら、指でこすり、汚れを落としましょう。
最後にもう一度ぬるま湯でしっかりすすぎ、柔らかい布で水分を拭き取ります。
ゴールドの種類によっては、ブラシを使っても大丈夫ですが、ゴールドは元々柔らかい素材のため、傷がつかないよう配慮する必要があるので、その場合でも柔らかいものを選ぶようにしましょう。
ステンレス
ステンレスは、お手入れが簡単な素材として知られています。
まず、水で汚れを洗います。薄めた中性洗剤を使っても大丈夫です。きれいに洗い流した後は、柔らかい布で優しく拭き取り、しっかり乾燥させましょう。
宝石付き製品
宝石がついているジュエリーの場合は、シルバーやゴールドなどの部分だけでなく、宝石部分の取り扱いにも気を付ける必要があります。
例えば、オパールやターコイズなどは、水に触れると変色してしまうこともありますので、注意が必要です。
宝石付きの場合は、柔らかい布で優しく拭く程度にし、水や洗剤などは使わないようにしましょう。
なお、宝石によって、お手入れ方法は異なるため、あらかじめ購入したお店に確認しておくと安心です。
気になる頑固な汚れなどがある場合は、無理に自分できれいにしようとせず、購入元や専門店に相談することも視野に入れましょう。
メッキ製品
メッキが剥がれないよう、柔らかいクロスで丁寧に拭き取ります。
シルバー用、ゴールド用といった専用クロスは、研磨剤が含まれていますので、メッキ部分が傷つき、かえって痛める原因になってしまうため、使わないようにしましょう。
ゴシゴシと強くこするようなことも、避ける必要があります。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水を使って洗ってみましょう。
アクセサリーは、日常生活でつけっぱなしにしても問題ない?
指輪などは特に、ずっと身につけたままにしておく人もいるのではないでしょうか。しかし、アクセサリーの変色や劣化の原因の多くは、汗や皮脂、化粧品、ほこりなどです。
そのため、できるだけ帰宅したらすぐに外すようにしましょう。特に、温泉や入浴剤、サウナに入る場合は注意が必要です。汗をかくような激しいスポーツをする場合も、外しておく方が無難でしょう。
お風呂は、ゴールドやステンレス素材のものはつけっぱなしでも大丈夫なことが多いですが、それ以外の素材のものは、毎回外した方が変色を防ぐことができます。
アクセサリーの日常生活での注意点
汚れや変化が目立ってくる前に、日常的なお手入れを継続しておくことが大切です。使用した後は、メガネクロスなどの柔らかい布を使い、汚れを拭き取っておきましょう。
その際、研磨剤が含まれていない布を選びます。
アクセサリーの保管について
保管方法にも注意が必要です。まずは、直射日光が当たる場所や、高温多湿の場所は避けるようにしましょう。
また、複数のものをまとめて保管しておくと、他のアクセサリーとぶつかり、痛んでしまうケースも少なくありませんので、それぞれ別の容器に入れたり、仕切りのあるジュエリーボックスに入れたりして、お互いに干渉しないようにしましょう。
さらに、空気に触れると酸化が進み、黒ずみの原因になるため、酸化対策も必要です。
ひとつひとつチャック付きの小さな袋に入れる方法が有効でしょう。その場合、できるだけ空気を抜いてからチャックを閉めるようにします。
レディースにおすすめのジュエリーボックス
持ち運びも便利なコンパクトタイプで、旅行にも邪魔にならない上、デザインの可愛いさも◎。
小さいけど、2段で収納ができ、仕切りも動かせるので、アクセサリーに合わせて自由にカスタマイズできます。
一段のジュエリーボックスは、見やすく、取り出しやすさもスムーズ。
また、木で作られたこちらのボックスは、部屋に置くだけでもオシャレ度がアップするところも嬉しいポイントです。
メンズにおすすめのジュエリーボックス
アクセサリーをはじめ、時計やサングラスも収納できる、メンズのオシャレなジュエリーボックス。
シックなデザインでクールさも感じられるので、部屋に飾ることで気分も上がることでしょう。
アクセサリーのお手入れ方法のまとめ
アクセサリーの中には、元々の素材に加工が施されているものや、複数の素材を使っているものも少なくありません。
そのような場合は、今回紹介したお手入れ方法に当てはまらないこともあります。購入する際は、最適なお手入れ方法を確認しておくことも大切です。
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